2月23日(土)の卒業コンサートにて、乃木坂46の与田祐希が卒業した。
かなしい……
とてもかなしい……
とはいえ、めちゃくちゃファンだったかといえばそうでもない。ライブに一度も行ったことなければ、CDやDVDとかも一枚も持ってないし、ガチファンからしたら舐めてんのかと全力ローキックが飛んできそう。
あ
でも与田ちゃんの写真集は欲しい。
私が乃木坂に少しハマってたのは、ちょうどコロナで世間がそれなりに盛り上がっていた時期あたりに、家ですることがなくYouTubeや動画サイトなどを漁っていた時にたまたま見つけて見るようになったのが、きっかけだった。とりあえずお笑い系の動画を見漁ってて、バナナマンにプチハマりしていた流れで、バナナマンが司会をしていた乃木坂工事中をなんとなくで見出したというのがきっかけだったというのは覚えている。
当時の認識としては、AKBの派生的なグループぐらいの認識でしかなかったので、そもそもどういうグループなのか、というのが気になってググってみた。
乃木坂46はAKB48グループに所属せず、AKB48公式ライバルとして存在する[7]。(引用:wikipedia)
いや、秋元康天才か!?
いまでこそアイドルグループはいくつもあるが、AKBがめちゃくちゃ売れていてアイドルとして一強となっていた時代に、わざわざその大元がライバルを勝手に作って世論を操作して焚き付け、流行らせたというような流れなワケだ。
一強であれば、いずれ応援する側も世間的にも飽きられてしまう。だが、ライバルがいれば飽きられずに勝手にそれぞれのファンが応援してくれる。
どんだけ流行ったアイドルもずっと一強であれば、やがて飽きられる。ずっと人気があっても別のグループなどが流行れば人気を取られることだってある。
秋元康は、数々のアイドルグループをプロデュースした経験から盛者必衰の状況を見越して、それはならば他社のグループに市場を取られるより、自社のグループ同士で競わせれば、勝手にファンが応援して盛り上がってくれる。どちらが勝ってもおいしい、いやむしろ勝たなくても両方売れればおいしいという状況を作ったのだ。いくつか作って売れないグループは解散してまた新しいグループをつくればいいわけだし。
最初こそは苦労したであろうが、それこそいくつものアイドルグループをプロデュースした経験により、結果として、乃木坂は成功し、ウハウハである。
よく考えられてるなあ。
だいぶ話が逸れたが、コロナ時にこそ乃木坂をよく見ていたが、コロナが落ち着くとともに見る機会も減っていき、ネットで話題になった時ぐらいでしか知ることはなくなっていった。なので、最近のメンバーなどもイマイチよく知らない。
そんなわけで、当時好きだったのは、新内眞衣、北野日奈子、与田祐希、秋元真夏の4人あたりであったが、気づけば皆んな卒業していなくなっていた。かなしい。
テセウスの船というパラドックスがあるが、アイドルグループは正にテセウスの船である。メンバーの増強もあれば、脱退もあり、アイドルグループとしてメンバーの入れ替わりも激しく長年続くほどにオリジナルのメンバーは残らないことになる。
かといって初老のお婆さんになるまでアイドル活動されても複雑な気持ちとなるだけである。当然人気も落ちるだろうし、新規の取り込みも難しくなる。
それなら定期的に新しいメンバーを入れていく必要があり、メンバー数の厳選や高齢化するのを防ぐことなどから定期的に既存メンバーの脱退を行い、組織改変や組織の若返りを行っていく方が良いというわけだ。よく考えられてるなあ。
個人のファンであるなら、その子が抜ければそのファンも離れてしまう。それは致し方ないことであるが、そのリスクを減らすためにも定期的な増員を既存メンバーがいる間に複数人で行い、少しでも継続してハマる確率を上げ、また脱退は一気にではなく徐々に行い、急激なファン離れを抑えているというのも、つくづくよく考えられたシステムである。
めちゃくちゃ売れているグループだからこそ、色々と計算された上で売り出されているグループなのだなあ、というのを調べれば調べるほど実感する。それ以外にも色々と計算を張り巡らせた上で必然的に売れているといるということは、やはり秋元康は賛否両論あるだろうがプロデューサーとしては天才だなと思う。
とりあえず与田ちゃんが卒業するのは悲しい。
与田ちゃんが文春砲された時も悲しかったが、島育ちなので適切な男女の距離感がわからないみたいなクソふざけた謝罪文あげた時ぐらいには悲しい。
とりあえずこれからの与田ちゃんの活躍に期待ということで見守っていきたい。
完
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