小学生の頃、夏休みにY君の家に私含め3人で遊びに行った。
何度か行ったことがあり、皆でサッカーをして、ニンテンドー64で遊んでいた。
Y君の母はとてもやさしい人だった。
その日も、ゲームをしている私たちに
「おやつ用意できたわよ~」
と声をかけてくれた。
テーブルに座ると、そこにはメロンが切って置いてあった。
私以外の全員が「やったー!!メロンだ!!」と大はしゃぎ。
私は、静かに麦茶を飲むふりをした。
Y君の母「虎君、遠慮しなくていいのよ~」
Y君 「これマスクメロンだからとっても美味しいよ!」
私 「お腹すいてなくて・・・」
Y君の母「とっても美味しいから食べてみ・・・」
私 「色が無理だし、臭くて食べれない。
グローブのワックスみたいなニオイがする。」
あれを機に、Y君の家呼ばれなくなったなぁ。
さあ、今回もやっていこうか。

一個目の食材は、メロンパンだ。
メロンは大嫌いだが、基本的にメロンパンは好きだ。
基本的にと言うのは、たまにメロン味のメロンパンがある。
メロンパンは限りなくメロンではないから美味しいのである。

2個目の食材はカレー
アンパンマンカレーをチョイスしたのは
・甘い
・半人前で使える
と言う点からだ。

みんな大好きカレーパン
最早、パンとカレーの組み合わせであればハズレは無いはずだ。

もう、美味そう!
期待しかない。
今回はカレーパンのようにメロンパンの中にカレーをサンドしてメロンパンとカレーの融合を楽しんでいく。

実食!
ん~、なんこれ。
味は悪くないが・・・
メロンパンってこんなに水分と相性悪いのか。
写真では伝わりにくいが、中はビシャビシャだ。
これ以上、カレーを足すとメロンパン側が崩壊する。
甘い小麦粉とカレーを食うことになる未来が見えた。

イケると思ってたんだが。。。
例えるなら、コーンスープのクルトンに最後まで手を付けなかったときの食感に近い。
シャバシャバではないが、しゃばい。

完食。
感想:
• 狙いはカレー風味のスイーツ化
• 甘口カレーとメロンパンの甘さは調和
• メロンパンが水分を吸いすぎ、カレーのとろみが消失
• ふわふわ感がなくなり、食感のバランス崩壊
結論:アイデアはアリだが、メロンパンの吸収力が想定外の敵
命名:シャバパン(カレー風味)
高野豆腐が好きとかそういうビシャビシャの食べ物が好きな人にはオススメの一品であった。
【完】
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