前回、私が底辺定時制高校へ入学した経緯はこちら⇒【進路】定時制高校へ入学検討中or在学中の者へ⓪
この記事に辿り着いたということは、定時制高校へ入学検討中or在学中もしくはその親だろうか。
今回は、定時制高校卒業後の進路-就職に関して書いていく。
定時制高校に通う者のほとんどが、就職希望者だろう。
ほとんどと言うか、3年生の時点で大学進学希望者は私のみだった。
その中には、既に働きながら通学している者もいて、そういうヤツは卒業とともにそこに就職することも多い。
私は、指定校推薦やらなんやらで進路相談室に頻繁に呼ばれ、多くの就職相談をする生徒を横目で見た。
結論から言うと、定時制高校卒の人間が進路相談室から斡旋されるような会社は基本クソだ。
・マンパワー(人手)が必要な会社
・工場(ネジ製造など)
・肉体労働
・サービス業
・危険業種
表に出ず、何のスキルもつかない、給与も薄給、時間だけを浪費するだけの職種ばかり。
大学卒業後に上記の職種へ進むとスタートラインも違い、何年か我慢を続けるとそれなりの役職に就ける。
当然、定時制高校卒業者にそんな甘い道はない。
使いっ走りで自分より後から入ってくる後輩にどんどん追い抜かれていく。
十何年働き、気付いたころには歳を食って何のスキルもないおっさんの出来上がりって訳だ。
仮にスキルを活かして転職しても、一生外や工場で働くつもりか。
じゃあ、どうするか。
これは超絶ヒントだが、進路相談室を通して就活すると嫌でも定時制高校卒と言うことがバレてしまう。
よっぽど高望みして大手に応募しない限り、定時制高校卒なんて自分で言わない限りバレやしない。
そして、その年齢だと誰しもが未経験。
例として、超絶バカと天才君がいたとする。
その二人が同時にエンジニアになったら、天才君が大成するだろう。
そんなことは、1+1=2レベルの話だ。
では、超絶バカと天才君が同時に営業職に就いたら・・・
誰も想像がつかないし、五分でなくともそこまで変わらない。
私自身、社員40名程の中小企業にて部長として働いている。
特段、自慢できることではないのだが、中学時代やここまでに至る間に私を小バカにしてきた数多の人間より役職も年収も高いのは事実だ。
私が伝えたいのは、定時制高校に足を踏み入れるor踏み入れたなら、一般的に言う「良い就職先」なんて望まず、自分が長期的に働けそうなところに就職すればいいということ。
そこがスキルアップできる場所なら尚良し、身を捧げて働き良いポジションをゲットし生活が充実した暁には、
親からも世間からも、「定時制高校に行った親不孝者の子供」ではなくなっていることだろう。
【続】
【進路】定時制高校へ入学検討中or在学中の者へ① 就職編

コメント