前回までは⇒【術後:0日目(前編)】
ついに、手術室に入った。
手術室と言っても、施術ベットと照明があるだけで、それ以外は保健室のような感じだ。
所詮、汚いビルの一室であるため、後付けでカウンセリングルームや手術室の扉がつけられているだけ
扉の枠上はワンフロア筒抜けで衛生上イチモツ 一抹の不安を感じた。
そこからは、ズボンとパンツを脱ぎ施術ベットに寝た。
受付にいたヒゲのおっさんが入ってきて手袋をつけた。
「お前が切んの?」
とても不安だった。
ひげのおっさんは、何の躊躇もなく私の子虎をアルコール綿で拭き、色々と準備している。
しばらくすると執刀医が入ってきて、助手がヒゲだった。
執刀医も変わっていて、終始ニヤニヤしており、眉毛が繋がりそうな感じも不安を煽る。
ついに始まる・・・そう思った瞬間。
執刀医「ねぇ、届かないじゃん。」
小物おじ「す、すみません。」
ガラガラガラ・・・
執刀医「まだ届かないじゃん。」
ガラガラガラ・・・
小物おじ「こ、ここで大丈夫ですか??」
執刀医「届いたら良いんだけど。チッ!」
ヒゲのおっさんも眉間にシワを寄せ、小物おっさんを見ていた。
このクリニックは真性包茎並みに風通しが悪いと悟った。
「小物おっさん、なんかごめん。」
さっきまで私と死闘を繰り広げていた小物おっさんは、クリニックカースト最下層弱者だ。
受付が手術助手と言うことは、このクリニックは執刀医含め3人で回している。
仕事は出来なさそうだが、内部からも客からも板挟みの小物おっさんに少し同情した。
執刀医「では、麻酔打ちますね~~」

子虎の根本を持ち上げられたと思ったら、子虎に激痛が走った。
計6ヵ所の麻酔注射。
子虎史上、最も痛かった。
執刀医「これ痛いですか~」
虎「えっと、痛くないと思います・・・」
執刀医「では切っていきますね~~」
ジジジジ・・・
虎「痛い!!痛い!!」
執刀医「あれ、まだ麻酔効いてないかな?」
「こわ・・・」
私は、昔から人より痛みには強い方である。
だからこそ、恐怖感を感じた。
ジジ・・・
執刀医「まだ痛いですか?」
虎「痛くないです。」
そこからは早く、15分ほどで手術は終わった。
電気メスで焼き切り、出血を抑えて切っているそうだが
終始、髪の毛を燃やした時のニオイが充満していた。
私は、黄ばんだ天井を眺めながらひたすらに終わりを待っていた。
執刀医「では終わりでーす。」
虎「ありがとうございます。」
小物おじ「あーあ、ツートンになっちゃった!」
耳を疑った。
「調子に乗るな!」と喉まで出そうだったが、抑えた。
私は、感情を抑えながら小物おっさんに言った。
虎「あなたは、切ってるんですか?」
小物おじ「私は、必要ないので切ってません。」
「ほな、お前もツートンやん。」
そらぁ、クリニックで最下層なるわ・・・
ヒゲおっさんが私の子虎を包帯で巻いた。
子虎自体は、縫合部は痛々しかったがそれ以外は特に腫れてもなかった。
その後、すぐに貰ったロキソニンを飲んだ。
3日後までシャワー禁止、酒は5日禁止、ピンク系は1か月禁止。
上記の説明は術後にされた。
よく考えれば、手術して欲しい側にとっては消極的な情報だから、後出しなのだろう。
当日は、カウンセリングから施術後クリニックを出るまで1時間半ほどだった。
パンツの中では、包帯子虎を上方向に向けていないといけないルールが課せられた。
その夜、空の湯船に膝をつき、頭だけ洗った。
体は拭くだけに留めたが、手術で変な汗をかいたため気持ち悪かった。
手術を考えてる人は、術前にシャワーを浴びとくことを強く推奨する。
寝る前に子虎が少し痛かったから、ロキソニンを飲んで寝た。
続く・・・

